領海侵犯船を撃沈してやる!その2

巡視船イラスト

何処に沈めたらいかんと書いてあるんだ?

領海侵犯船を撃沈してやる!その1では、国連海洋法条約のどこにも領海侵犯のフネを撃沈したらダメとは書いてない、と言うところまで来ましたね。
と言っても、沈めてOKとも書いてはありません。まずは、何処まで出来るかを見てみましょう。

その1を巡るフェイスブック・グループでの議論はコチラ

富士を背景にする「しきしま」

富士を背景にする巡視船「しきしま」

第25条には、沿岸国は「自国領海での無害でない通航を防止するため必要な措置をとることができる」とあります。
同じく第30条では他国の公船(海上警察の船舶・巡視船・軍艦など)に対して、自国領海の通航にかかわる法令の遵守を要請するとともに、要請が無視された場合、領海から直ちに退去することを要求できるとされています。

まとめると、

①有害なフネ(民間・公船を問わず)の通航を防止するのに必要な処置を取れる。
②公船に対しては、「領海内ではウチの法律を守れ」と言い、守らなければ「出てけ」と言える。
・・・ということでしょう。

①の「必要な処置」が撃沈を含んでいる、と解釈することもできない訳ではありません。

でも、家の庭にうっかり踏み込んだからといって、小学生をド突きまわしたら周りからなんと言われるか?心配ではあります。
具体的に可能な処置は質問・強制停船・臨検・拿捕・強制退去などでしょうか?
しかし、此処で思い出さなければいけないのは2010年に起きた尖閣諸島支那漁船衝突事件です。

体当たりしてきた

巡視船「かりば」支那船衝突を撮影した「みずき」同型

支那船衝突を撮影した「みずき」と同型の巡視船「かりば」

あの時、支那の漁船は我が巡視船に体当たりをしてきました。民主政権が隠そうとして、結局流出した映像は衝撃的でした。
一般的に「衝突事件」などと言っていますが、現実には戦闘をしかけられた、と言うべきでしょう。さいわい、たいして人的な被害は出ませんでしたが(3名殉職、等と噂がとびましたね)これから先も幸運が続くとは限りません。

支那船とは小学生ではないんです。隙あらばコチラの命を奪おうとしている、と認識しておかなければならないのです。
つまり、一応「出てけ」と声をかけて、聞かなければ実力で排除すべき対象であること、間違いありません。

2009年、支那船「新星号」を撃沈したニュース画像

2009年、支那船「新星号」を撃沈したロシアのニュース画像をRecord Chinaが転載したもの

ロシアは支那船を撃沈してた

実際に支那の貨物船を撃沈してしまった事例があります。
詳しくはリンク先のニュースをご覧いただきたいのですが、2009年のこと、ナホトカ港から無断出港し、停船命令を聞かずに逃走した支那貨物船をロシア海軍が撃沈してしまったモノです。

漁船と貨物船の違いはありますが、この事件をきっかけにロシアと支那が戦争になったご記憶ってお持ちですか?
支那の民間船は過去の彼らのやり口と支那政府の対応から、「無害通航」でなければ沈めても大丈夫ではないでしょうか。

勿論、事前にある程度の根回しをしておいた方が無難でしょうし、小笠原海域で見せられたように、数の問題もあるでしょう。
ただ、数の問題は拿捕する、逮捕する、と考えることから大きな問題が生じていることも指摘させて頂きます。
沈めて、乗員が上陸して来ないように上手く対処する事が大切になるでしょう。

公船は厄介だ

続いて②の公船に対する退去要求が無視された場合。国際慣習では民間船とは区別して臨検・拿捕と警告射撃は出来ない、と解釈するのが一般的なようです。

その代り、当該国に対する武力攻撃と認められる場合は、初めから武力を使って阻止する事が出来ます。自衛権の行使ですね。これを使わない手はありません。

その1で書いているように、支那は外国軍艦に対しては領海での「無害通航」を認めていませんから、我が国が支那に対して認めてやる必要はありません。

支那は1992年の領海法でやっと非軍用船舶の無害通航権を認めたのですが、軍用船舶の無害通航権は否定しています。違反船舶については軍に追跡する権限を与えています。

支那(と下朝賎)の公船・軍艦について、特に我が国が認めた場合以外は領海への侵入=武力行使とみなして、これを自衛的に排除する事。

これはどうやら合法的に可能ではないかと思われます。事前に宣言し、国際社会には根回ししておく必要はあるでしょうけれど。
勿論、「自衛的に排除する」とは撃沈してあげる、と言うことです。

早くやった方が日本に有利

出来ない理由として、「支那と戦争になる」と言われるかも知れません。
ですが、これも何時やるか、の問題であって短いスパンで見ると早くやる方が我が国有利ではないかと思えます。
侵略者に譲歩を重ねてもヘイワが訪れない事は、ナチスの事例を持ち出すまでも無く常識で判断できる範囲内でしょう。

052c型中華神楯艦

052c型中華神楯艦

最後に一つ、良かったら支那海軍の実力を示すニュースをご覧ください。
演習で『撃沈』された支那イージス『中華神楯艦』の艦長が、「味方艦隊が護ってくれなかったんだもん」と言い訳しているのが哀れを誘います。

以上、結局常識の範囲に落ち着いてしまったようです。

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