2022-06-30 / 最終更新日時 : 2022-06-30 daihonnei 人物 片翼帰還のエースたち 「エース(撃墜王)」は戦闘機操縦者にとって、憧れの称号でしょう。第一次大戦で飛行機が戦場に現れ、10機撃墜で「エース」と呼ばれるのが対戦国共通の慣例となりました。 撃墜数だけが大切ではないのですが ところが、遅れて参戦し […]
2022-05-12 / 最終更新日時 : 2022-05-12 daihonnei 人物 新司偵の系譜 大日本帝国が開発した初の長距離高速偵察機は陸軍の「九七式司令部偵察機」で、制式採用後すぐの昭和12(1937)年8月には支那事変に投入されて大きな成果を挙げました。 メーカーの自由にやらせる 「九七式司令部偵察機」は我が […]
2022-01-20 / 最終更新日時 : 2022-01-20 daihonnei 人物 大日本帝国が育てた?異能の航空機設計者 1910年代後半(大正半ば)、帝国陸・海軍は航空機の設計・製造を民間企業に任せることを選択します。航空機は発達のスピードが速く、官製ではとても世界についていけない、と判断したのだと思われます。 参入した会社 それまで、軍 […]
2021-12-23 / 最終更新日時 : 2021-12-20 daihonnei 人物 プロペラ髭と帝国空軍 大日本帝国陸海軍は明治42(1909)年7月に共同で「臨時軍用気球研究会」を設立し、航空機の研究を開始します。 初代会長 研究会の委員には東京帝大・中央気象台などからも委員を任用して、軍官民の総力を挙げて国産航空機の開発 […]
2021-11-18 / 最終更新日時 : 2021-11-19 daihonnei アメリカ エリアルールのヒミツ 第二次大戦の最終盤には、独英でジェット機が実用化されて実戦に投入されたのは皆さん良くご存じのこと。 我が国も独力(同盟国からの技術移転も)で開発したのですが、実戦で使うには時間が足りませんでした。 高速化は空気抵抗との戦 […]
2021-06-10 / 最終更新日時 : 2021-06-10 daihonnei アメリカ 化け猫の系譜~ライバルたち2~ 「敵方」の事でもありまして、アメリカ陸海軍(大東亜戦争時)の戦闘機をシリーズで扱う気はなかったんですけどね(笑) でも、ペロ八を誉めといて「グラマン」抜く訳にも行きませんのでね。 新興メーカー アメリカ海軍向けに幾多の名 […]
2020-11-19 / 最終更新日時 : 2020-11-04 daihonnei 伊太利 複葉機よ、永遠に(笑) 複葉機と聞くと、なんだかクラシックな低性能機という印象がありませんか? まあ、確かにとんがった性能の機体はありませんし、期待すべくもないんですけど、第二次大戦でも複葉機はちゃんと活躍してますよ。 「ああ、あの雷撃機ね」と […]
2020-11-05 / 最終更新日時 : 2020-11-05 daihonnei 人物 撃墜王(エース)と呼ばれなかったヒーロー 「エース」といっても、もちろん野球の投手のお話ではありません。 下駄履き(フロートをぶら下げた水上機)を操って太平洋を自在に飛び回ったヒーローのお話です。 エース(撃墜王)と呼ばれたい 現在では、そうじゃないかも知れませ […]
2019-12-12 / 最終更新日時 : 2019-11-11 daihonnei アメリカ 戦闘飛行艇、ジェットエンジンを付けてもらう シュナイダーカップレースで見たように、水上機の性能が陸上機に見劣りしない時代もありました。飛行機の性能が飛躍的に発達した第一次大戦で活躍した戦闘機の中には、水上戦闘機も混じってたりして。 オーストリアの戦闘機が圧勝 「水 […]
2019-05-23 / 最終更新日時 : 2019-05-14 daihonnei 同盟諸邦の軍備紹介 超音速機、英国面に堕ちる(笑) 大英帝国は無敵艦隊「アルマダ」を撃破して以来、長きに渡って世界に覇を唱えていた軍事大国です。産業革命を先導したお国柄だけに、進取の気性と堅実なる精神が程よくまじりあって、数え切れぬほどの珍笑兵器を産み出しています。 世界 […]
2018-11-28 / 最終更新日時 : 2018-11-28 daihonnei 人物 帝都防空隊3 「近衛飛行隊」も3話目になりました。かなり取り散らかした話になってますが、もう一話だけお付き合いください。 移動中の空戦 制号作戦(航空総軍司令官の指揮下で残された戦闘機部隊全てを一元的に運用し、来襲する敵大型機を捕捉撃 […]
2018-11-22 / 最終更新日時 : 2018-11-22 daihonnei 人物 帝都防空隊2 「近衛飛行隊」の帝都防空の奮闘を、戦隊長・小林照彦少佐を中心にもう一度辿ってみましょう。帝都防空隊の1はコチラから 迎撃は禁止されたけど 昭和19年の11月、飛行第244戦隊の戦隊長は初代の泊重愛少佐から村岡信一少佐・藤 […]
2018-11-15 / 最終更新日時 : 2018-11-15 daihonnei 人物 帝都防空隊1~近衛飛行隊~ 「近衛」というと、我が国では天皇陛下を警衛奉る直属の兵隊さん(近衛兵)やその軍団を指します。国によっては親衛隊なんて呼ばれる事もありますね。大統領警護隊、なんてぇのもありましたね。 防空戦闘機隊 今回は「近衛飛行隊」を名 […]
2018-05-10 / 最終更新日時 : 2018-05-10 daihonnei アメリカ ペロ8か双胴の悪魔か~ライバルたち1~ 昭和18年4月18日の朝、ブーゲンビル島上空で6機零式戦闘機に護衛された2機の一式陸攻が撃墜されました。護衛の零戦も3機が墜とされました。 P38じゃ無ければ ご存じの「海軍甲事件」、山本五十六連合艦隊司令長官機の撃墜事 […]
2018-03-22 / 最終更新日時 : 2021-05-03 daihonnei アメリカ 鳳翔、外輪式空母に敗れる 大東亜戦争は工業力と技術力の競争だったと同時に、兵員の損耗をいかに補充するかの戦いでもありました。それはパイロットで顕著に現れています。 航空戦力は1対2だった筈 航空機の「大量生産」はアメリカ軍のお得意の工業力の発現で […]
2018-02-09 / 最終更新日時 : 2018-02-09 daihonnei 人物 「疾風」と「烈風」6~失敗作~ 一七試艦上戦闘機(A7M1=烈風)の試作第一号機は、開発開始から2年も掛かって昭和19年4月に完成、5月に初飛行して直ちに試験飛行に移りました。 ぜんぜん駄目じゃん 操縦性・安定性・視界・離着陸性能には一切問題ナシ。さす […]
2017-12-14 / 最終更新日時 : 2017-12-14 daihonnei 人物 「疾風」と「烈風」4 「疾風」と「烈風」3では、大東亜決戦機「疾風」が整備さえちゃんとできれば、米軍機に負けない戦闘力を持っていた事を紹介申し上げました。今回は、そのデビュー戦を少し詳しく見てみましょう。 テストパイロット・岩橋譲三 支那大陸 […]
2017-11-23 / 最終更新日時 : 2017-11-23 daihonnei 人物 「疾風」と「烈風」2 昭和16年12月29日。大日本帝国陸軍は最高速度が680km/hを越え、20ミリ機関砲2門・12.7mm機銃2丁を装備した高性能戦闘機の開発を中島飛行機に命じます。後に「疾風」となる「キ84」の設計が開始されたのです。 […]
2017-11-10 / 最終更新日時 : 2017-11-10 daihonnei 人物 紫電と紫電改5~エンジン~ 紫電と紫電改について書き始めたら、思わぬ好評を頂き、調子に乗って今回でもう5編目。「紫電改」を名機たらしめたエンジン「誉」(だけじゃないけど)に至る「中島エンジン」を書きたいと思います。 軍用機の成否はエンジンで決まる? […]
2017-10-13 / 最終更新日時 : 2017-10-13 daihonnei 人物 紫電と紫電改1 大東亜戦争が中盤に差し掛かると、米軍には大馬力エンジンを搭載して高速・重武装を誇る航空機が続々と登場して参ります。 実戦経験の長い大日本帝国海軍の搭乗員は、抜群の技量でソロモンの空を護ったのでありますが… 二式水戦の逆を […]