2022-05-21 / 最終更新日時 : 2022-05-26 daihonnei 人物 武装司偵の苦闘 大日本帝国陸軍はアメリカ軍が「超空の要塞」こと「B-29」を開発中であるとの情報を得て、「B-29」を迎え撃つべき防空戦闘機が無いことに大きな焦燥を感じていました。 新司偵の高高度性能が 昭和18(1943)年8月、陸軍 […]
2022-05-12 / 最終更新日時 : 2022-05-12 daihonnei 人物 新司偵の系譜 大日本帝国が開発した初の長距離高速偵察機は陸軍の「九七式司令部偵察機」で、制式採用後すぐの昭和12(1937)年8月には支那事変に投入されて大きな成果を挙げました。 メーカーの自由にやらせる 「九七式司令部偵察機」は我が […]
2022-01-20 / 最終更新日時 : 2022-01-20 daihonnei 人物 大日本帝国が育てた?異能の航空機設計者 1910年代後半(大正半ば)、帝国陸・海軍は航空機の設計・製造を民間企業に任せることを選択します。航空機は発達のスピードが速く、官製ではとても世界についていけない、と判断したのだと思われます。 参入した会社 それまで、軍 […]
2021-12-23 / 最終更新日時 : 2021-12-20 daihonnei 人物 プロペラ髭と帝国空軍 大日本帝国陸海軍は明治42(1909)年7月に共同で「臨時軍用気球研究会」を設立し、航空機の研究を開始します。 初代会長 研究会の委員には東京帝大・中央気象台などからも委員を任用して、軍官民の総力を挙げて国産航空機の開発 […]
2021-08-12 / 最終更新日時 : 2021-08-09 daihonnei 人物 未完の大機~忘れられた先進航空企業~ 魅力的な「変態飛行機」を数々産み出したドイツの科学力。戦争を勝利に導くことは出来ませんでしたが、今も私たちの想像力を刺激してくれます。 しかぁし!我が国だって負けちゃあいませんよ。「変態」にあらず、超先進的な戦闘機が実用 […]
2021-06-03 / 最終更新日時 : 2021-06-03 daihonnei アメリカ 化け猫の系譜その1 アメリカ・グラマン社の艦上戦闘機は「○○キャット」と名付けられて、大日本帝国陸海軍の戦闘機たちの良きライバルとなりました。「F4F」「F6F」「F8F」…あれっ偶数ばっかりじゃん。 ちゃんと作ってたけど 今回も戦後の「ジ […]
2020-12-03 / 最終更新日時 : 2020-12-01 daihonnei 人物 敗戦前の対馬海峡を飛んだ飛行機 制空権を喪失し、危険極まりない状況の対馬海峡を、原爆を落とされた広島から半島へ、半島から内地へ…それぞれ飛んだ軍用機がありました。 滅亡した帝国の王家を優遇 いったい何のために、危険な飛行をあえてしたのか? そこには「最 […]
2020-06-11 / 最終更新日時 : 2020-06-11 daihonnei 人物 陸軍雷撃隊~復仇~ 初陣を果たしたものの、敵艦隊に大きな損害を与えられず、出撃機の約半数を失った「陸軍雷撃隊」の飛行98戦隊。翌日の出撃に備えていた彼らにもたらされたのは… 攻撃708飛行隊の戦闘 「陸軍雷撃隊」はじめ、米艦隊への接敵は出来 […]
2020-06-04 / 最終更新日時 : 2020-06-04 daihonnei 人物 陸軍雷撃隊~初陣~ わざわざ海軍の指揮下に入ってでも、敵輸送船団を「雷撃」したい陸軍航空隊。 飛行98戦隊の「最初の師匠」761航空隊は戦果をあげられずに壊滅してしまいましたが… T攻撃部隊 一方の飛行7戦隊は浜松で部隊再編を行っていました […]
2020-05-28 / 最終更新日時 : 2020-05-28 daihonnei 人物 陸軍雷撃隊~誕生~ 陸軍の航空隊は大陸での航空作戦を本務としていて、洋上で敵艦船を攻撃する必要などありませんでしたし、その気もなく、もちろん洋上航法などの能力も持っていませんでした。 それでも… 海軍の指揮下に入っても 「魚雷を下さい」と言 […]
2019-06-20 / 最終更新日時 : 2021-03-13 daihonnei 伊太利 日欧連絡路とロケット戦闘機 アメリカの民間を狙った戦略爆撃に苦しめられる大日本帝国。 陸海軍の輿望を担って、新兵器の開発が進められていました。 ロケット戦闘機です。陸海軍共同開発なんですが、今回はそのうち海軍の試作機をモチーフに、「原因不明で失敗し […]
2019-01-17 / 最終更新日時 : 2019-01-17 daihonnei 人物 地上に落ちても、暗黒面には堕ちないエース 颯爽と戦場を往来し、傷つきながらも勇敢に戦い続ける。一度は倒れても、戦傷を克服してふたたび強大な敵に立ち向かっていく・・・ 圧倒的な「強者」も私たちを魅了しますが、粘り強くどこまでも戦い続ける戦士もまた国を守るためには大 […]
2018-11-28 / 最終更新日時 : 2018-11-28 daihonnei 人物 帝都防空隊3 「近衛飛行隊」も3話目になりました。かなり取り散らかした話になってますが、もう一話だけお付き合いください。 移動中の空戦 制号作戦(航空総軍司令官の指揮下で残された戦闘機部隊全てを一元的に運用し、来襲する敵大型機を捕捉撃 […]
2018-11-22 / 最終更新日時 : 2018-11-22 daihonnei 人物 帝都防空隊2 「近衛飛行隊」の帝都防空の奮闘を、戦隊長・小林照彦少佐を中心にもう一度辿ってみましょう。帝都防空隊の1はコチラから 迎撃は禁止されたけど 昭和19年の11月、飛行第244戦隊の戦隊長は初代の泊重愛少佐から村岡信一少佐・藤 […]
2018-11-15 / 最終更新日時 : 2018-11-15 daihonnei 人物 帝都防空隊1~近衛飛行隊~ 「近衛」というと、我が国では天皇陛下を警衛奉る直属の兵隊さん(近衛兵)やその軍団を指します。国によっては親衛隊なんて呼ばれる事もありますね。大統領警護隊、なんてぇのもありましたね。 防空戦闘機隊 今回は「近衛飛行隊」を名 […]
2018-05-03 / 最終更新日時 : 2018-05-03 daihonnei 国防と民間人 帝国軍用機の開発2~陸軍の場合~ 前回は海軍が航空技術廠(航空廠)を設置して予算を掛けて航空機開発に精を出していたお話でありました。その「航空廠」(一般的には「空技廠」と呼ばれることが多いですね)は役に立ったり邪魔になったりだったことも。 陸軍は何をして […]
2018-04-27 / 最終更新日時 : 2018-05-03 daihonnei 帝國海軍 帝国軍用機1~海軍航空技術廠の功罪~ 航空機が誕生すると、各国軍隊は軍事に活用する方法を探ります。もちろん大日本帝国も例外ではありませんでした。ただ、陸軍と海軍では多少の違いがあったようで。 陸海の評価 海軍は陸軍に比べて、航空機の能力を高く評価していたよう […]
2018-02-09 / 最終更新日時 : 2018-02-09 daihonnei 人物 「疾風」と「烈風」6~失敗作~ 一七試艦上戦闘機(A7M1=烈風)の試作第一号機は、開発開始から2年も掛かって昭和19年4月に完成、5月に初飛行して直ちに試験飛行に移りました。 ぜんぜん駄目じゃん 操縦性・安定性・視界・離着陸性能には一切問題ナシ。さす […]
2018-01-04 / 最終更新日時 : 2018-01-04 daihonnei アメリカ 高千穂空挺隊の最後 大日本帝国の陸海軍は盟邦ドイツの空挺部隊(降下猟兵)の活躍に大いに刺激されました。 大損害を出してたのに ドイツの降下猟兵部隊は、1940年のデンマーク攻略に活躍しましたが、ノルウェイ侵攻ではドンボス村の戦いなど弱小?ノ […]
2017-12-14 / 最終更新日時 : 2017-12-14 daihonnei 人物 「疾風」と「烈風」4 「疾風」と「烈風」3では、大東亜決戦機「疾風」が整備さえちゃんとできれば、米軍機に負けない戦闘力を持っていた事を紹介申し上げました。今回は、そのデビュー戦を少し詳しく見てみましょう。 テストパイロット・岩橋譲三 支那大陸 […]