領空侵犯は撃墜可能です
領海と領空は意味が違います
支那の航空機による挑発的な飛行が続き、日本空軍によるスクランブルが増加してきております。
ただその辺のヤクザのごとく、無法なことをするのが常識のような支那でも、さすがに「領空侵犯」はなかなかできないようですね。
支那機による領空侵犯は3年ほど前のY-12という輸送機によるものを最後にありません。
片持ち翼ができずに、つっかい棒付きです(笑)
と言いますのも、「領空」とは沿岸から12海里と決まっている領海の上(100キロ以上は宇宙空間として領空はナシ)に、その国の主権が及ぶ空域として認められたものです。
しかし、「無害通航権」が認められる領海とは異なりまして、事前に提出した飛行計画通りのフライトでない限りは外国機の無害飛行は容認されていません。
ご参考に「領海侵犯線を撃沈してやる!」1・2・3と番外編もどうぞ
遠慮なく撃墜可です
つまり、領空については『勝手に入ったら、撃墜してやる』でいっこうに構わないわけであります。
これは下朝鮮のナッツ航空機がずいぶん以前に、もう滅んだ共産主義国の領空を侵して撃墜されたことでも明らかでしょう。
なぜかこの件を「大韓航空機撃墜事件」と呼ぶ向きもありますが、事件の名称は本題からズレますのでここでは触れません。
もっとも、ナッツ航空機撃墜事件をきっかけにして、「民間航空機は領空を侵犯しても撃墜しちゃあイカンよ」という国際的な申し合わせができちゃいました。
ただ、こんな申し合わせをイザというときにきっちり守るつもりなのはわが国くらいのものでしょう。
一応は手続きなどがある
支那・朝鮮などへ気を遣ってやるようで、厭ではありますが、撃墜してやるにも一応のルールが定められております。
Wikiの「領空侵犯」の項によれば、こんな順番を踏まなければなりません。
- 航空無線による警告
- 軍用機による警告
- 軍用機による威嚇射撃
- 強制着陸
- 撃墜(ただし無防備な民間機への攻撃は原則禁止)
となっています。
電脳大本営的には、「無防備な民間機」なんてどうやって見分けるんじゃ!などと突っ込みたいところではあります。
私と違ってわが国は防衛に関してはかなり抑制的でして、自衛隊法第84条によると、航空自衛隊の領空侵犯への対応手順は次のようになっています。
またWikiさんから。
レーダーサイトが、識防空識別圏に接近している識別不明機を探知する。
提出されている飛行計画との照合する。
レーダーサイトが当該機に航空無線機の国際緊急周波数121.5MHzおよび243MHzで日本国航空自衛隊であることを名乗り、英語または当該国の言語で領空接近の通告を実施する。
戦闘機をスクランブル発進させて目視で識別する。
戦闘機からの無線通告をする。
「貴機は日本領空に接近しつつある。速やかに針路を変更せよ。」
領空侵犯の無線警告と、当該機に向けて自機の翼を振る「我に続け」の警告を見せる。
「警告。貴機は日本領空を侵犯している。速やかに領空から退去せよ。」
「警告。貴機は日本領空を侵犯している。我の指示に従え。」
「You’re approching to Japan airdomein. Follow my guidance」
「トリィ チェピーリ ボジューノ イジーイズ ゾーナ イポーニ」(ロシア語)
警告射撃を実施する。
自機、僚機が攻撃された場合、国土や船舶が攻撃された場合は、自衛戦闘を行う。
この手順は間違ってる!
自衛隊法第84条による手順の最後は絶対におかしいですよね。
「警告射撃にも、期待したような反応が見られなかった場合」が飛んじゃってます。
警告を無視して侵入してきた時はどうするんでしょうか?
国際的には撃ち落しても良いのに、日本のパイロットがやったら法律違反なんて変ですよ。
しかもこれでは、相手の先制攻撃を許してしまいます。
味方か自分か、あるいは領海内の船か我が国土が攻撃されない限り手が出せないなんて、阿呆もいいところです。
今すぐにでも、法律を改正しなくてはなりません。
国防を邪魔する人が言いそうな台詞
「沢渡のボケ、良く読めよ。『防空識別圏に接近している識別不明機』って書いてあるだろうが。まだ領空侵犯してないんだぞ」
「そんな事して戦争を誘発したいのか」
私は国防意識が高い。戦史も研究してるし、自衛隊の装備も良く知ってる。
そんな人の一部が仰りそうな台詞でありますね。ごく一部でしょうけれど。
いつもなら、いろんな議論が(たとえ間違っていても)出てくるのは良いことですので、先に書いたりはしないのですが、ここは先に反論を記しておきます。
もちろん再反論も歓迎です、考えの押し付けをなさらなければ。
防空識別圏って
ピンクの部分が日本の防空識別圏
「防空識別圏とは、各国が防空上の必要性から領空とは別に設定した空域のことである。」
とはまたまたWikiさんから借りてきた表現ですが、「領空ではないんだから武力行使なんてもっての他だ!」と言えそうですね。
しかし、冷静に考えて見ましょう。
現状では各列強が防空識別圏を設定して、それをお互いに尊重し合ってますよね。
それはどうしてなんでしょうか?
答えは航空機の特性にあります。
航空機の特性とはその圧倒的なスピードです。
領空とは領海の上に設定された空域ですから、12海里の幅しかありません。およそ20キロと少しですね。
快速の艦艇でも、この距離を航海するのに三十分くらいはかかりますが、航空機ならどうでしょうか?
仮に零戦が飛んできたとしても2分少ししか必要としません。
実際に領空侵犯を確認してから対応したのでは、国土を攻撃される可能性が非常に高いのです。
だからこそ、各国ともにお互いの防空識別圏を認識・尊重して航空機を飛ばしているわけです
支那の侵入は完全な挑発
では、そんな防空識別圏に繰り返し軍用機で接近・侵入を繰り返すとどうなるのか?
前出の「ナッツ航空機撃墜事件」なら明らかに民間機ですし、ミスかもしれないと考えることはできるでしょう。
でも、最近の支那軍用機の場合はどう見ても「判って」やってますよね。それも繰り返し繰り返し…
これは挑発以外の何ものでもありません。
防空識別圏に侵入しても無線で何か言ったり、翼を振るだけだ、と確認したら、次の段階は領空に侵入してくるに決まっています。
領空に侵入しても、自衛隊機側からは手が出せないことを確認できたら次は…
どこまでも譲り続けて、そのうち日本の上空を支那の航空機が飛び回るようになるまで、F-15もF-2も翼を振ってるだけなんでしょうか?
そんな事にならないために、防空識別圏侵入・警告無視の段階で撃墜してやるべきなのです。
そのための国内法を整備した段階で、支那機は飛んで来なくなりますよ。