2019-09-26 / 最終更新日時 : 2019-09-26 daihonnei 人物 北の都・北の守り 明治10年代~20年代に、帝国政府内で検討された「北京」構想をご存知の方はいらっしゃるでしょうか?「ぺきん」ではありませんよ、「ほくきょう(ほっきょう)」と読んで頂きたいのです。 旭川遷都? 明治2年5月、函館は五稜郭に […]
2019-08-29 / 最終更新日時 : 2019-08-29 daihonnei 人物 帝国海軍の情報戦~インテリジェンスとインフォメーション~ 北朝鮮が弾道弾を我がEEZに打ち込み、核実験にも成功して、ミサイル搭載が可能になったと主張し始めてずいぶんになります。 「嘘つきを名誉なことと誤解しているお国」の言うことですから、マトモに聞くことは出来ませんが、放ってお […]
2019-08-11 / 最終更新日時 : 2019-08-11 daihonnei アメリカ 大日本帝国海軍最後の栄光~飢餓作戦をぶち破れ~ 大東亜戦争末期、追い詰められた大日本帝国は国民の食糧だけでも満洲から運んでおこうと陸・海共同作戦を発動しました。 それが「日号作戦」です。 圧倒的な戦力を持っていながら、セコくも輸送路を破壊して大日本帝国臣民の生活を破壊 […]
2019-07-04 / 最終更新日時 : 2019-07-03 daihonnei 同盟諸邦の軍備紹介 香港デモと満洲国と麻薬 香港の「民主化デモ」と満洲国ってどんな関係が?って思われるでしょうね。地続きであることは間違いありませんが、民族も違えば時代も違います。でもね、戦ってる相手はChina、ってところが同じじゃないですか(笑) 暴力的な香港 […]
2019-05-09 / 最終更新日時 : 2019-05-06 daihonnei イスラエル 杉原千畝と老朽船「天草丸」 新たな御代、令和が幕を開けたばかりの2019年5月2日。遠く中東イスラエルの地で、一人の日本人が顕彰されることになりました。「再」顕彰であったためか、国内ではほとんど報道されていませんが、私は深く心を揺さぶられて […]
2019-03-28 / 最終更新日時 : 2019-03-28 daihonnei 人物 杉野はいずこ~満洲であります!~ 「旅順港閉塞作戦」は失敗に終わりましたが、帝国海軍は「軍神」を一人産み出し、「目的外」の艦隊決戦にも勝利して世界の大海軍へと成長していきます。 満洲は誰のモノ? 広瀬武夫少佐は、その勇気ある行動から戦死後中佐に進級し「軍 […]
2019-02-28 / 最終更新日時 : 2019-02-28 daihonnei 人物 東條英機をやり込めた少将 川島四郎という「軍人」をご存じでしょうか? 軍人にカギ括弧を付けましたのは、この人が戦後は栄養学の権威として活躍し、数々の著作もあるお方であるからです。 エピソード満載の方 川島四郎さんは大正7年に陸軍経理学校を卒業(1 […]
2019-02-14 / 最終更新日時 : 2019-02-14 daihonnei 人物 近衛公、皇国の臣民をなめてはいけませんぞ 昭和12年の8月から、時の近衛文麿内閣は「国民精神総動員」運動を大々的に開始いたします。当時も戦後も今だって、国民受けのしない運動ですね。政府を挙げて推進したのに大きな効果もなく消え去ってしまいました。 自由闊達な戦前社 […]
2018-11-28 / 最終更新日時 : 2018-11-28 daihonnei 人物 帝都防空隊3 「近衛飛行隊」も3話目になりました。かなり取り散らかした話になってますが、もう一話だけお付き合いください。 移動中の空戦 制号作戦(航空総軍司令官の指揮下で残された戦闘機部隊全てを一元的に運用し、来襲する敵大型機を捕捉撃 […]
2018-11-22 / 最終更新日時 : 2018-11-22 daihonnei 人物 帝都防空隊2 「近衛飛行隊」の帝都防空の奮闘を、戦隊長・小林照彦少佐を中心にもう一度辿ってみましょう。帝都防空隊の1はコチラから 迎撃は禁止されたけど 昭和19年の11月、飛行第244戦隊の戦隊長は初代の泊重愛少佐から村岡信一少佐・藤 […]
2018-11-01 / 最終更新日時 : 2018-11-01 daihonnei 人物 海と空の博覧会 昭和5(1930)年、東京上野の不忍池と横浜市白浜海岸の記念艦「三笠」前広場などを会場として「海と空の博覧会」が開催されました。 海軍全面協力? 電脳大本営が戦争じゃなくて博覧会かよ、と仰らずに聞いてください。この博覧会 […]
2018-08-09 / 最終更新日時 : 2019-09-30 daihonnei アメリカ 「大東亜戦争は日本の大勝利」論を嗤う 今年もやって参りますね、8月15日「敗戦の日」。「終戦」などと誤魔化してはいけません。「コッチから戦争を止めてやったから、終戦で良いんだ」などと言ってキチンと戦訓を汲まないと、日本は次もまた負けてしまいます。 兵隊さんや […]
2018-08-02 / 最終更新日時 : 2018-08-02 daihonnei 人物 開戦前夜、東條英機は昂っていたのか? 2018年の7月23日付け読売新聞1面のトップ記事は「東条 開戦前夜の高揚」という大見出しでありました。東条総理が当時の内務次官に語った言葉が、メモとして残っていた!と言う内容なんですが。 記事引用 私は読んだ瞬間に違和 […]
2018-05-03 / 最終更新日時 : 2018-05-03 daihonnei 国防と民間人 帝国軍用機の開発2~陸軍の場合~ 前回は海軍が航空技術廠(航空廠)を設置して予算を掛けて航空機開発に精を出していたお話でありました。その「航空廠」(一般的には「空技廠」と呼ばれることが多いですね)は役に立ったり邪魔になったりだったことも。 陸軍は何をして […]
2018-03-09 / 最終更新日時 : 2019-10-05 daihonnei 国防と民間人 忘れられた帝国領 第一次大戦の敗戦国ドイツ帝国の広大な植民地は「委任統治」と言うカタチで処理されることになり、大日本帝国は広大な海面とわずかな陸地の島々をその領土に加えることになったのでした。 一口で委任統治と申しましても 「委任統治」と […]
2018-02-09 / 最終更新日時 : 2018-02-09 daihonnei 人物 「疾風」と「烈風」6~失敗作~ 一七試艦上戦闘機(A7M1=烈風)の試作第一号機は、開発開始から2年も掛かって昭和19年4月に完成、5月に初飛行して直ちに試験飛行に移りました。 ぜんぜん駄目じゃん 操縦性・安定性・視界・離着陸性能には一切問題ナシ。さす […]
2017-12-08 / 最終更新日時 : 2017-12-08 daihonnei 人物 岸壁の母を思いだして 昭和20年8月。大日本帝国は崩壊し、600万人に上る在外(日本本土以外に居住していた、という意味です)邦人は築き上げた財産も地位も捨てなければならなくなりました。 支那大陸が悲惨 大東亜戦争中はグアム・サイパン・沖縄と民 […]
2017-12-01 / 最終更新日時 : 2017-12-01 daihonnei 人物 「疾風」と「烈風」3 大東亜決戦機「疾風」は急ぎ実戦部隊を組織して、押し寄せるアメリカ軍機を遮らんとします。大日本帝国最優秀戦闘機、とまで称されるその性能は見事に設計された機体にもありますが、奇跡のエンジン「ハ45/誉」のおかげもありました。 […]
2017-11-23 / 最終更新日時 : 2017-11-23 daihonnei 人物 「疾風」と「烈風」2 昭和16年12月29日。大日本帝国陸軍は最高速度が680km/hを越え、20ミリ機関砲2門・12.7mm機銃2丁を装備した高性能戦闘機の開発を中島飛行機に命じます。後に「疾風」となる「キ84」の設計が開始されたのです。 […]
2017-11-05 / 最終更新日時 : 2019-08-20 honjouhiroki 国防と民間人 【太平洋戦争下における日米航空産業の生産・品質管理技術の懸隔に関する考察】 -大量生産ノウハウの蓄積の観点から- 《はじめに》 太平洋戦争は、航空戦力の優劣が勝敗を決する最も重要なファクターの一つとなった戦いであり、日本も乏しい国力を挙げて優秀な航空機の開発に邁進しました。その成果の中には欧米の水準に勝るとも劣らないも […]